本社 工場長
野村 勝文
(のむら かつふみ)
五戸町出身 / 2004年入社
保有資格:大型免許、牽引免許、移動式クレーン等
入社のきっかけは?
八戸市内の高校の建築科を卒業後に、新卒で地元の建設会社に入社しました。2年ほど勤めましたが、自分はものづくりにはあまり向いていないなと感じて退職を決意しました。
その後、大型車やクレーンの資格を取り、資格を生かせる企業を条件に探して見つけたのが三幸金属でした。
現在の仕事内容は?
入社してから約20年間、トラックで金属スクラップを回収するドライバー業務を主に担当するとともに、工場長としてヤード全体の管理も行っています。
ドライバーと一口に言っても運転をするだけでなく、回収先での積み込みやヤード(工場)での荷降ろしや中間処理も重要な仕事です。
積み込み時はお客様である企業の設備などを傷つけないよう細心の注意が必要ですし、重い金属を取り扱うので、一貫して安全には留意しています。
本社ヤードでは銅・アルミ・真鍮など、鉄以外の金属の受け入れと処理を行っています。
今後の目標はありますか?
新しい人材を育ててみたいですね。
私が入社した頃は先輩の仕事を「見て覚える」という時代でしたが、これからはより丁寧にフォローをしながら、この仕事の楽しさを覚えていってもらえたらと考えています。
工場長として、工場内での中間処理作業の効率化や、安全管理の徹底、作業環境の改善にも取り組んでいきたいですね。
仕事のやりがいは?また大変なことは?
建設会社や鉄工所などのお客様のもとへ回収に行くことが多いのですが、出される金属スクラップは多種多様で、大きさや種類・量などが毎回違います。
用意していったプランが通用しない場合も出てきます。
そんなときに、積み込み・運搬・荷降ろしまで見通して機材や人員の配置を決め、無事に中間処理までいけたときの喜びは大きいです。
大変だったことと言えば、入社したての頃は道を覚えるのに苦労しました。今は車やスマホにナビがある。ドライバーにとって良い時代ですね。
会社の好きなところは?
私は「工場長」ってあまり呼ばれないんですよ。そのくらい上下関係がなく、年代・性別に関係なく誰でも言いたいことが言える雰囲気の職場です。
私は今、小学生から0歳までの育児中ですが、子どもの体調不要などでの急な欠勤でも快諾してくれますし、出退勤の融通も利いて、とても助かっています。
残業がほとんどないので、家族との時間を取りやすいのも私にとっては嬉しいです。我が家では保育園の送り迎えは私の担当なんですが、これも残業が少ないからできることですよね。
未来の仲間へメッセージ!
「金属スクラップ」と聞いてピンとこないそこのあなた、大丈夫です。私も入社当初は全くピンときていませんでしたから(笑)。
必要な免許は入社後に取ればいいですし、仕事で分からないことはどんどん聞いてください。
運転や機械操作でも、金属の中間処理でも、まずはやってみて覚えれば良いと私は思っています。興味があれば、経験も性別も関係ありません。
気になった方はぜひ一度ご連絡ください。
8:30 出社/回収先へ出発
保育園の送迎のため定時から30分遅れて出社。
その日の回収先や作業内容を打ち合わせた後さっそく回収現場に向かう。
9:30 回収先へ到着
六戸町内をはじめ八戸市・三沢市・十和田市など青森県南地域が主な回収エリア。
10:30 積み込み完了/本社・作業場へ向け出発
規定の車両総重量を超過しないよう注意し積み込みを完了。
11:30 本社・作業場へ到着/荷降ろし
回収した金属スクラップをヤード内の決められた場所へ降ろす。
12:00 昼食
業務の区切りがついたタイミングで昼食。
休憩室で家族が作る弁当を食べた後は好物の甘いもので午後の活力を養う。
13:00 回収先へ出発
回収物の種類・量を事前に把握しておき必要な機材・重機を用意して次の回収現場へ。
14:00 回収先へ到着/積み込み開始
クレーンなどを使った積み込み作業では常に周囲の安全に気を配りながら指揮を執る。
15:30 積み込み完了/本社・作業場へ向け出発
非鉄金属は本社ヤード、鉄は専用作業場まで運んで担当者に引き渡す。
17:30 退社
車両や機材の清掃・点検、翌日の予定を確認し退社。
スケジュールはSNSを通じて共有済み。
18:00 子どものお迎え
子どものお迎えのため退社後は保育園へ直行。
下久保営業所 工場長
下田 則衡
(しもだ のりひら)
六戸町出身 / 2004年入社
保有資格:大型自動車免許・大型特殊免許・車両系建設機械運転者など
現在の仕事内容は?
重機のオペレーター兼現場責任者をしています。
社員それぞれが持っている免許などによって、担当の重機が決まっていますが、私は全ての重機に乗れるので、欠員が出たところをフォローします。
ここ下久保営業所は鉄スクラップの中間処理を行っていますが、鉄製品は橋梁やプラント部材など、大きいものが多いのが特徴です。
限られた場所や機材を使って効率よく処理するには、荷受けから処理までの動線をイメージし、仲間と連携して業務を進めることがカギになります。
また重機のメンテナンスもオペレーターの仕事です。複雑な修理は専門業者に依頼しますが、日々の点検や手入れ、簡単な修理は自分たちで行います。
これまでどのようなキャリアを歩んできましたか?
高校卒業後に入社して以来、現在まで一貫して機械オペレーターをしています。また、工場長という立場になりました。
管理職としては現場の安全を常に頭に置いています。
例えば日々のミーティング時間を長めに取るのも、チームワークを高めることが、安全で円滑な現場運営につながると考えているからです。
管理職と言っても、現場スタッフとの上下関係はほとんどなく、自分では“現場管理もする技術者”だという感覚です。現場には年上の社員もいますが、皆さんも気軽に声をかけてくれます。
今後の目標はありますか?
正直、あまり目標って決めないタイプなんですよ。トレーラーのドライバーに憧れて入社した時から、とにかくがむしゃらにやっていつの間にかここまで来た感覚です。
これからも1日1日、精いっぱい力を尽くして、安全かつスムーズな現場運営を心掛けていきます。そうして楽しく仕事をしていたら1年経っていた、となったら良いですね。
仕事のやりがいは?また大変なことは?
効率よく処理を進める方法を頭の中でシミュレーションし、創意工夫しながら進めていくのが楽しいです。
私は楽したいタイプなので、1回1回重機から降りて手で物を拾うのが面倒で(笑)。乗ったまま小さな物も掴めるように練習した結果、今はどんな形・大きさのものでもグラップル(油圧ショベルにつけるアタッチメントで、長い爪を開閉させて物を掴む)で掴んで移動させられるようになりました。
私にとっては重機は相棒というか、体の延長のような感じです。
気を使うのは、ヤード内の重機のメンテナンスです。長年使っているものもあるので、よく様子を見ながら大切に使っています。
職場の雰囲気はどのような感じですか?
アットホームで温かい職場ですね。
同じ顔触れで長く働いていることもあって、みんなとても仲が良い。
お互いの家族のこともよく話しているので、営業所の社員の子どもは親戚の子どもみたいな感覚です。
先ほども少しお話ししましたが、朝のミーティングにたっぷり時間をかけ、思う存分語り合う時間にしています。重機オペレーター同士、いったん現場に出てしまうとなかなか話せないですし、話さないと連携して業務を進めることは難しいので。
未来の仲間へメッセージ!
我が家の息子はパワーショベルやトレーラーなどが大好きで、見ると瞳を輝かせます。
こんな風に、子どもの頃“働く車”に憧れたことのある人は多いと思うんですよ。
この下久保営業所には日本で数台しかない希少なマシンが揃っていますので、車好き・重機好きには嬉しい環境です。私も含め、社員もみんな車好きですね。
「好き」という気持ちがあれば、経験がなくても大丈夫。私自身も未経験から入社しました。
というわけで車好き・重機好きな方、ご応募をお待ちしています。
7:00 出社
各自の車で出社し、60分ほど毎朝のミーティング。
社員それぞれが業務について自分の考えを話し、下田さんが適宜アドバイス。また家庭や趣味などについてもおおいに語り合う。
8:00 鉄の分別・処理作業
磁石のついた重機などを使い鉄スクラップをダイナミックに切断・プレス。
10:30 鉄製品の荷受け
事務所前に設置した測定器で、顧客や自社ドライバーがヤードに持ち込む金属スクラップの重さを量る。
12:00 昼食
敷地内には休憩所が2か所あり、どちらを使うかは自由。
急な荷受け作業にも対応できるよう片手で食べられるおにぎりを持参。
13:00 分別・処理作業
午前中に引き続き鉄スクラップを切断・プレス。
14:00 重機のメンテナンス
春・秋が繁忙期。時間に比較的余裕がある冬場は作業の合間に重機の点検やメンテナンス。
17:00 退社
屋外作業が中心のため日没に合わせて作業終了。
翌日の段取りを確認し、必要なものを揃えてから退社。
本社 加工処理担当
S さん
六戸町出身 / 2015年入社
入社のきっかけは?
以前は青森県外で美容師として働いていましたが、結婚・出産を機に専業主婦になりました。
30代で県内に戻って、子どもの休みに合わせて週末に休みが取れる仕事を探していたとき、ハローワークの方にすすめられて三幸金属を知ったんです。
金属リサイクルという業界の存在さえ全く知らなかったので、まずは会社見学をさせてもらいました。
未経験からのスタート。どのように仕事を覚えていきましたか?
金属の分類はとても細かいので、入社時に受けた説明に加え、現場で先輩に聞きながら1つ1つ覚えていきました。
例えばアルミ1つ取っても鋳造された「機械アルミ」や「アルミ合金」、亜鉛とアルミの合金「丹入(たんにゅう)」などがあり、見た目で区別するのはかなり難しい。
削ったときの色合いや比重、叩いた時の音など、五感を駆使して確認することをひたすら繰り返しました。何度聞いても忍耐強く教えてくださった先輩には感謝です。
会社の好きなところは?
子どもが保育園の頃に入社して10年ほど経ちますが、子どもが急に熱を出したり、平日に学校行事が入ったり、そんなときでも毎回、嫌な顔一つせずに送り出してくれるのがありがたいです。
こんなに融通を利かせてくれる職場はなかなかないんじゃないかな。
アットホームな雰囲気だけど、ベタベタした付き合いではない、ちょうどいい距離感も気に入っています。昼休みもみんな、思い思いに過ごしていますよ。
現在の仕事内容は?
私は入社以来ずっと、金属スクラップの荷受けから選別・加工処理まで担当しています。
私が働いている本社では、鉄以外の金属を扱っていますので、銅やアルミ、真鍮などを素材ごとに分け、出荷できる状態にします。
金属を拭き取ってきれいにし、プラスチックその他の異素材と組み合わせされている場合は、ドライバーやハンマーなどを使いながら慎重に取り外します。
仕事のやりがいは?
金属は品質によってランク分けされて、状態の良いものほど高い価格で出荷できます。
私は銅をメインに担当しているのですが、純度が高く、劣化も少ない良い状態のものを「ピカ銅」と言って、これが最高ランクなんです。
被覆を機械にかけて剥いたとき、中からピカ銅が出てくると、テンションが上がります!
名前の通り本当にピカピカ光って、きれいなんですよ。
未来の仲間へメッセージ!
鍋やスプーン、飲み物や食べ物のパッケージ、スイッチ類など、金属はごく身近なところに使われています。
一般的にはなじみの薄い業種かもしれませんが、興味を持って取り組めば仕事が面白くなっていきますよ。金属を見ると素材の種類が分かることと工具の使い方が上手いことが、今や私の特技です(笑)。
リサイクルや金属に少しでも興味がある方、一緒に働きましょう!
8:00 出社
1日の始まりは、作業スペースや休憩所などの清掃から。
8:20 銅の選別・処理作業
主に銅線・銅製品の処理を担当。
専用の剥離機を使って銅線の被覆(ゴムなどのカバー材)を剥がし、一定の長さに切り揃える。
10:30 その他非鉄金属の選別・処理作業
回収された金属スクラップを素材ごとに選別。
ドライバーやハンマーなどを駆使して金属以外の部分を取り去り、汚れがあれば拭き取る。
12:00 昼食
13:00 荷受け
顧客や自社ドライバーがヤードに持ち込む金属スクラップの重さを量り、受け入れ作業を行う。
14:00 選別・処理作業
選別の正確性が取引価格に直結するため毎日が真剣勝負。
17:00 退社
ヤード内の金属スクラップの量や種類をおおまかに確認し、明日の作業予定を立ててから退社。